2015年8月4日火曜日

上海株の暴落_1:下落の第一波は、ピークから▼35%の下落

6月15日を境に、急速に下落を始めた上海株式市場
7月9日に暴落状態が止まるまでの下落率は、約35%という大幅なものとなった。
このような株式市場の大規模下落が発生した場合、「その後の経済や政治に何らかの変化を強いられた」というのが、過去の歴史の教えるところである。

上海株が大底を付けたのは2014年の春
そして、昨年の5月以降の上昇は、日米や香港市場を遥かに上回る急速で猛烈であり、6月のピーク時には、昨年4月末比で、2.5倍超の上昇にまて到達した。
このような急速な上昇が、そのまま数年間にわたって続くことは困難であり、どこかの時点で一旦は調整が入るのが株式市場の通例であった。
その意味では理由のいかんにかかわらず、「上海市場の大幅下落は、予想された下落」という解釈がコンセンサスになっている。