2014年2月24日月曜日

政治と経済のせめぎ合い : 「政治のウェイトが増す」フェイズ

「経済>政治」の自由放任主の資本主義は時代遅れと葬り去られた。
「政治>経済」の共産主義社会主義は破たんした。

生き残っているのは、民衆ベース(もしくは弱者ベース)の民主主義

WW2終了後、政治と経済のバランスは、せめぎ合いが続いている。

今は「政治のウェイトが増す」フェイズにある。
自由奔放に振れた資本主義の失敗(サブプライム証券化の破綻、リーマン・ショック)が露呈したからだ。


一方、弱者ベースの民主政治の腐敗も、PIIGS危機など国の借金の増大として露呈している。
弱者ベースの民主主義は、負担と受益のバランスという感覚が麻痺しているからだ。


生き残っている政治システムはもう一つある。
独裁体制だ。

これには様々なバリエーションがある。
多くは民主的なフリをしている。
北朝鮮のように個人完全独裁、中国の一党独裁、その他管理された選挙によって選出された形式民主主義の独裁体制も多数ある。


「政治のウェイトが増す」フェイズは2009年ごろから明確化した。
おそらく、いまだ折り返し地点にも至らず、というフェイズにあると思う。

facebookコメントヘ