2016年11月28日月曜日

Googleの戦略の変貌?

ハード・ウェアは安価に入手できる汎用品を大量に利用することで、低コストで高品質のサービスを提供する。

自分たちが得意とするソフト・ウェアでは独自のものを開発して差別化する。
それによって高いマージンを維持するのがIPOしたころの戦略だった。

スマホのOSであるアンドロイドもハードは台湾メーカーなどに設計生産を委託し、スマホのOSの世界シェアでは90%を得ている。

ところが最近動きが変わってきた。
自社設計の
Pixelというアンドロイド・スマホを出してきた。
また、Deep Learningに特化したTensor Processing Units(TPU)も発表した。
多数の技術者を要し、ありあまり資金を抱えれば、何でも自分でできるように思うだろう。
それがGoogleの業績の足を引っ張らねば良いが、と少し懸念している。

スマホやPCはそれ自体で完結するので、独自のクローズされた製品が高いマージンを維持できる可能性が高い、特にシェアが高ければそうなる。

しかし、使い方が固定されたとは言えない
Deep Learningビジネスでは汎用性が重要だと思う。
マイクロソフトやアマゾンに大幅に遅れて、来年の前半に他者が使えるようなサービスを提供すると宣言したGoogleだが、Tensor Processing Units(TPU)を使うシステム汎用性がポイントなのかもしれない。