2016年11月15日火曜日

パッケージ売買の嵐

過去10年で株売買の主流はパッケージ売買になった
個別を調査して投資するのではなく、証券会社が「トランプ・パッケージ」、「資源エネルギー・パッケージ」、「金利上昇恩恵パッケージ」などと銘打って20-50銘柄をパッケージとしてセールスする。
金融機関や運用会社は、個別銘柄の調査をオサボリできるし、5億~10億とまとまった資金を出し入れできるので、パッケージ売買を多用するようになった。
ETFを使った売買も同じである。 ETFの中身がパッケージなのだから。 トランプの当選で証券会社はウハウハだ。 久しぶりに、「トランプ・パッケージを買いましょう、手持ちのパッケージを売りましょう」という入れ替え売買が大活況だ。 手数料はバンバン入ってくる。10-12月期の証券会社の業績は大幅増益でしょう。 パッケージ売買やETFの場合は、業績や中期ファンダメンタルの良し悪しを無視して「みそもくそも一緒くたに売買」することがほとんどだ。 だから、個別株投資家は嵐によってとんでもなく安くなった株を買って儲けたりツレ高でふけあがった株をカラ売りして儲けたりと、儲けのチャンスが沢山やってくるのだ。 嵐の性格を知って上手に利用するのが、スマートな投資家だ。 facebookコメントヘ