2016年6月29日水曜日

春山ルール18 : 飛び乗ったら、飛び降りろ

飛び乗ったら、飛び降りろ
図に乗って短期投資を長期投資に「鞍替え」すべからず

毎日、様々なニュースが飛び込んできます。ネットの発展で、世界のニュースが洪水となってPCの画面を埋め尽くします。

株価の宿命として、『最新のニュースに、とりあえずは、反応する』性癖があります。
これを利用して、『飛び乗り・飛び降り、いちカイにヤリ』の短期売買で、毎日10万円を稼ぐ手法も盛んです。
ニュースの記事をチラッと見て、売ったり買ったりする人を、『headline investor』と呼びます。彼らは反応勝負です。画面に張り付いて勝負する人々です。

海外の事件やニュースに反応して株価が急落したときに、Hight β(値動きの激しい、volatilityの高い株)に飛び乗ってリバウンドで儲けるのも「飛び乗り&飛び降り」のトレーディング手法です。

この「飛び乗り飛び降りの短期トレーディング」を普段は普通のノンビリとした投資手法しか実践していない人がマネをすることがありますが、一瞬は儲かっても結局は損をする人が多いものです。

多くの負けの理由は、ニュースの記事をチラッと見て投資した『headline investor』であったのに、思惑通り株価が上がった時に利益確定売りを出さなかったり、思惑と異なり、株価が下がった時に損失確定売りを実行しなかったりが原因です。

要するに
飛び降りずに、正当な理由もなく態度を変えて(=自分に嘘をついて)長期投資家に変身するからです。
ここでの長期投資(曲がりポジションの長期保有)とは、塩漬け銘柄(DEAD MONEY株)を
軽薄な理由と意固地で保有するということです。


私は、headline newsは重要だと思います。それをTriggerにして、色々調査をして面白い投資テーマ(Story)を発見できるからです。
投資アイディアのほとんどは公開情報にある。要は気づくか否かである。』だと思ってます。
 プロでもアマでも、調べた結果、これは面白い、株価が反応しそうだと判断したら、
投資理由を紙に書いて壁に貼っておけば良いと思います。
例えば、
トイレの壁に貼っておけば、毎日(落ち着いて?!)確認が出来ます。

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