2015年7月8日水曜日

年率10%をクリアーすれば合格

株の平均上昇率は? 良く聞かれる質問だ。

過去データしかないが、前回の25年3か月の相場の「SP500指数の上昇率、配当除き」は、年率11.15%だった。

下図を見れば、年率20%で上昇(黄色の線の角度)するときも結構ある。
しかし、それが複数年続くと、その後に結構な調整が起こっている。

そして、年率11.15%の線を下値抵抗線のようにして、上がっている。


2009年1月から始まった新相場は、年率20%で当初は上昇していた。
しかし、今年になってスピード調整が起こっている。

1987年は、年率20%を超えて上がる期間が長すぎたので、その分が一気に調整させられた(=ブラック・マンデー)という解釈になるだろう。

2015年は1987年以前の数年のような大幅な上昇をしていないので、穏やかなスピード調整に留まると判断している。

何故、年率20%の継続は「スピード違反」なのか?
それは、「企業業績が、年率20%以上で複数年にわたって増える」ことはなかなか起こらないからだ。

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