2015年2月24日火曜日

年間上昇率の秘密

ある年が、非常に年間上昇率が高い年だとしても、

毎週、毎月、平均的に上がるわけでは無い。
猛烈に上がる週、月が、1-2個あって、その他の週や月は平凡であることが通例

つまり、その週、その月にポジションを保有していることが求められるのだ。

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2015年2月20日金曜日

百均利用者は、今後とも増加

アベノミクスの不動産への恩恵は東名阪福岡に、ほぼ限定されるだろう。
同様に、マクロ統計的に景気が良くなって、所得が増加しても、その恩恵は上半分に、ほぼ限定されるだろう。

景気が好転すれば、所得が増えるので、安物買いやめて質を求めるように、消費者の行動が変化すると言われている。

しかし、1990年代からUSの長期トレンドであるように、上半分の所得増加スピードが、下半分よりも早いので、単純平均所得金額は上方へシフトする。
その結果、自分は平均以下だと感じる層、相対的な貧困層は増加する。

USの1ドル・ショップ(限界まで質を落とした超安価な商品を販売する)の利用者が着実に増加したように、日本の百均利用者も今後とも着実に増加するだろう。
そして、百均の取り扱い商品も、食品分野の拡大などがさらに進むと思う。

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2015年2月18日水曜日

賞味期限

株式投資における儲け話、そのエッセンスは、「何故その会社が儲けることができるか」という要因、背景だ。
それは、「投資テーマ」という言葉に置き換えられる。

投資テーマには、ほんの数日、数か月、毎年の季節的なもの、という短いモノから、年単位で続いていく長期のストーリーまである。

全ての投資テーマには、賞味期限がある。
投資を始める時には、投資テーマの賞味期限を認識すべきだ。

賞味期限が切れた銘柄は、何時まで経っても熟成しない葡萄ジュースのようなものだ。
賞味期限を判定・認識しない投資家は、長期投資という名の元に、ワインにならない葡萄ジュースを大量に長期間抱え込むことになる。
それを塩漬け銘柄と呼ぶ。

2015年2月16日月曜日

思惑で始まり、納得で終わる


まずは、思惑買い
何か良いことが始まりそうだ
まだ確認はできないけど、夢を買おう、賭けてみよう

こういう投資家が最初に資金を投じる
買いでも売りでも、最初に動くには「思惑の資金
匂いを感じて動く
思惑が外れることを恐れずに動く投資家のリスク・テイク行動だ

最後は、納得買い
ファンダメンタル、事実を確認して納得しなければ買わない投資家
思惑買いをする投資家を投機家だと見下していると同時に、安値で買えない自分の判断力の無さを悔しく思っている。
こちらの方が圧倒的に人数は多い
最後に動くのは、納得の資金なのだ。

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能力格差による結果格差、頭では納得できても感情は納得しない

個人の能力は認めても、ファミリー、集団、企業などの集団の能力は認めない。

スポーツ選手を称賛するが、起業家に率いられる企業を称賛しない。
スポーツは自分でやってみて、自分の能力の無さを自覚、納得する。
起業や経営に関しては、自分でやろうともせず、かつ自分の能力の無さを認めない。

人間生活は一人ではなく、家族、一族で生活、または企業として集団で活動する
何か制度的なズルの存在が、集団格差を生んでおり、その集団的なズルが無ければ「自分の方が上なのだ」という感情を持ちやすい。

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2015年2月15日日曜日

負け組不要の時代

市民革命民主主義、、、これらの発生は戦争に勝つためには「小規模の傭兵軍団」ではなく、「国民を広く徴兵して大規模軍団」を組織することが必要になった、という歴史的な背景だった。

ナポレオンの快進撃は、まさに国民皆兵軍を欧州で最初に大規模に組織したことにあった。
ナポレオンに倣って、以後の欧州各国は国民皆兵制度に向かう。

それは同時に、これまで戦争に参加する必要がないが、重い年貢を背負っていた多くの農民(=フランスでは、多くの国民と同義語)に、追加的な義務として戦争に参加することを納得させる必要性が生じたことも意味した。

市民、国民の意見を取り入れる方向に政治体制が変化を開始し、それが結局は「王制から、近代民主国家」への変化を加速させた。

現在では、全員平等、能力に無関係に一人一票の民主主義が当然視されている。
しかし、政治的な能力、あるいは経済的な能力が劣る層が、「戦争に勝つためには、もはや不必要」もしくは「国家やコミュニティが存続するために、いわゆる負け組を必要としない社会」に変わりつつあるなら、現在の民主主義も変質するだろう。

現在のような民主主義は、永遠に変わらないもの、とは思えない。
じっくり考える必要なあるテーマだと思う。

2015年2月3日火曜日

国際戦略としての「IS」

未承認国家」を創出することは、国際政治を有利に導くための現代の国際戦略である。
かつての「傀儡国家」「植民地」も同じである。

コソボを欧米日本が承認したことにより、それまで長年続いた「暴力による国境変更を国際社会は承認しない」という国際ルールが消滅した。

その後の、アブハジアと南オセチア(グルジア戦争の結果)、クリミア、ノボロシア(ウクライナ東部2州)が未承認国家化し、前3地域をロシアが国家として承認したことは、コソボが引き起こした「その2、その3、その4」である。

では、シリアとイラクにまたがる「IS」は、誰が何の為に「未承認国家」として創り上げたのだろうか?
ISの基本構成要員は、旧バース党(フセイン時代のスンニ派政権下の軍人)だと言われる。

彼らに資金と軍事物資を援助しているのは誰だろう?
サウジとトルコが大きいと言われる。

では目的は何だろう?
イラクがシーア派国家になり、イラン・イラクが連合国家の様相を呈する事を妨害することだろう。

それで損をするのは、誰だろう?
シーア派のイラン
そしてイランとの関係改善を進めているUSだろう

(廣瀬陽子、未承認国家と覇権なき世界を読んで思ったこと)

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