2014年9月30日火曜日

寄せ集めはガラクタだ

FMになって四年目の若者から相談された。
もっと上手な運用担当者になりたい。
有名な投資家の本や運用手法を真剣に勉強して実践しているが、現状に不満足だと言う。

彼の実績を聴くと普通だ。
特に卑下する必要はないし、4-5年目ならこんなものだろうと判断した。

彼は次の数年で一流になりたいと言う。
私は質問した。
運用が好きですか?
毎日が楽しいですか?
得意分野、得意な手法は何ですか?
有名な投資家の中で誰が好きですか、誰のようになりたいですか?

これらに関するやりとりを通じて彼には一つだけアドバイスした。
有名な投資家の優れた投資手法を良い所取りで集めたら、その結果は平凡以下になる。
お互いの投資手法の判断基準は矛盾するので、足の引っ張りあいになる。
その結果、ちゃらんぽらんな投資行動になる。
これだけというもの以外を捨てなさい。

彼は口では「そうします」と言ったが、決してしない態度だった。
彼と別れてから、「あれ、この台詞、他の分野の人にも言ったなぁ」と思い出して笑ってしまった。
芸って、皆同じだ。あはは、です。

アレもコレもと思ってもがく、、でもたどりつくのは、「コレだけで良い」という境地。
私の運用なんか、コレしかできないの典型、
でも、コレだけでこのパフォーマンスなら、大満足
他に何も望まない。

彼とのランチの後、鳩居堂で写経セット買ってしまった春山です。
物欲、心の欲、いろんな物を知らず知らずのうちにドンドン捨てている私、
そのさ迷いの過程で、写経セットに寄り道しているのかもしれません。

2014年9月29日月曜日

終わりなき世界

プレゼンはライブ演奏だ。
練習はスタジオ・レコーディングだ。

春山さん、プレゼン上手だね、たまに言われる。
そりゃ、事前に準備はしっかりやる。声を出して練習する。トータルの時間を測る。

でも、それは聴衆のいないスタジオだ。
聴衆の視線、居眠り、様々な緊張感は無い

所詮、練習は練習だ。
何十回練習しても「これだけやったんだから」という自己満足に過ぎない。

プレゼンはライブ演奏だ。一種の芸だ。
芸には終わりが無い
上手なプレゼンをする芸には終わりが無い。

事前に練習して、5回シリーズの講演会に臨む、
初回で気づいた点を2回目には改善して、その繰り返しで、最終日までやる。
最終日のプレゼンの最中にも、「あっ、ここをこう改善すれば・・・」と気づき、修正をメモ書きする、もう講演は終わりにも拘わらず。

どれだけ事前に準備しても、練習しても、これで完璧という域にはならない。
プレゼンは100点満点で言えば、良くて90点、普通は80点、下手すれば70点だ。

ある日、思った。
そうか上達に終わりが無いのだから、本番が100点なんてありえないのだ。

そして、それからは、「笑ってプレゼンする」ことに決めた。
その笑いの意味は、「あはは、ごめんね、チャント100点の講演会じゃなくて・・・」という笑いだ。

「今日は100点!」と瞬間感じても、それに満足すれば進歩が止まる
その瞬間、私は負け組の仲間入りをする。

2014年9月14日日曜日

男女共存は、生き生きとした生命感に溢れた社会を生む

男性だけの会社コミュニティ
だらしなく、下品でも許される。
飲み会だけにとどまらない下ネタ。
これらは、異性の目が無いからはびこる。

女性だけの井戸端会議社会はどうだろう。
参加したことが無いから、まったくわからない。
だらしなさ、下品さ、やはりあるだろう。

だらしなさ、下品さ、、たまには息抜きとして有りだろう。
それが常態化してはイケナイ。
モラル、見識、色んな意味でレベルが低下する、幼稚化する。

男女共学ではないが、同じ時間、同じ場所、同じ目的で、男女が共存することで、男性だけ、女性だけのコミュニティに比べて、良い刺激が加わり、生き生きとした生命感が増す

その結果、社会は活性化すると思う。

ちなみに、日中のTV番組も変化するだろう。
下らない暇つぶし番組が減少し、おそらく知識教養番組が増加すると思う。

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男性の家庭進出で、不倫、離婚、再婚が増加する

男性の家庭進出とは、家の中だけで起こるわけでは無い。

月曜から金曜日の9時~17時という時間帯における地域コミュニティに、若い男性が進出することを意味する。

その時間帯に、これまで存在した男性は、高齢者か幼児である。
彼らの多くは、女性から見れば、「♂」とはみなされない存在だ。

そこに、「♂」が進出するのだ。
何が起こるかは火を見るよりは明らかだ。

言わずもがな、、、その結果、弁護士は大繁盛するだろう。

男性の家庭進出が、化粧品販売を増加させる

男性が家庭に進出するとは、子育て期に進出することを意味する。

子供を近所の公園で遊ばせるために、男性が公園デビューするだろう。

これまで99%女性社会だった「公園デビュー」社会に男性が出現することになる。

一部の女性は、男性を意識して、今までよりもシッカリと化粧をして公園に行くだろう。

その結果、男性の公園デビューによって、化粧品の売り上げは増加することになる。

女性の社会進出の増加は、当然化粧品の販売を増加させる。
女性の社会進出の裏で起こる「男性の家庭進出」も化粧品の販売を増加させるのである。
ささいな事かもしれないが、確実に起こると春山は予想している。

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女性の社会進出は、男性の家庭進出

女性が社会に進出すると、それまで女性がいた場所に穴が開く

女性がいた場所は家庭だ。
女性は、掃除、洗濯などの家事と育児や子供の教育の大きな担い手であり、そこに開く穴を誰かが埋めなければならない。

男性が、朝8時から夜8時まで12時間も会社に拘束されるような「会社150%人間=12時間は8時間の150%」から、9時から5時までの「100%会社人間」に変身して、50%の時間を家庭に振り向ける、大局的にはそういう事だろう。

世の中、男性と女性しかいない。女性が出れば男性が引っ込む、それ当然だろう。

お金に余裕のある層は、第三者に家庭を担当させることも選択肢だ。
また爺ちゃん婆ちゃんの有効活用も三世代の間接同居という意味で社会的にも意義があると思われる。

春山の個人的な解は・・・
1:男性も女性も9時~4時までの7時間勤務
2:男性も女性も、9時~5時勤務の「8分の7」の所得
3:男女合計で、「8分の14=175%」の所得
4:75%部分で、保育所などの費用を賄う

・・・・という姿である。

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2014年9月5日金曜日

ネガ、ポジ、閉じこもり

何か建設的だけど前例のない提案や話に接した時、3通りの反応に接する。

1:そうですね、やってみたいです。
2:それはそうだけど・・・・
3:何も言わない、黙り込んだまま

それぞれの反応をする人を、
1:ポジ人間
2:ネガ人間
3:閉じこもり人間
と、私は呼ぶ。

その割合は、・・・
ポジ人間:3割
ネガ人間:3割
閉じこもり人間:4割
・・・・だと感じている。

ポジ人間でも、
口だけで終わる人、行動に移す人、
2:1、かな、

建設的だけど前例のない提案や話に対して、リスク・テイクの行動を起こす割合は、10人に1人という程度だろう。

そして、リスク・テイクに勝利する人は、、そのうちの・・・

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2014年9月4日木曜日

ラッキーに感謝し続ける

ラッキーを既得権と思い、現状の幸福が自分には当然だと勘違いする前に、そっと離れる

ラッキーの賞味期限は、まだまだ残っているけど、それは別の誰かに差し上げ、自分は腹八分目で満足する。

そして、静かな平凡を過ごす。
もしかしたら、次のラッキーが来るかもしれない。

ラッキーをラッキーと感じるには、それが当然や当たり前ではない、特別の幸運だと感じる謙虚さが必要なのだ。

感じる心がなければ、ラッキーが見えない。沢山のラッキーが回りに舞っていても。 

そろそろ、まだ、もう、心の煩悩

ラッキーと多少の努力でエンジョイしてきた至福の時も終わりは来る。

幸福の頂が高いほど、失うときの痛みが突然で、その心の痛みに耐えられず悲嘆に暮れないように、事前に終わりの姿を思い描く

そろそろ終わりだ。まだだ丈夫だ。こんなラッキーが続く訳がない。次のチャンスを待てば良いだけで、何も損した訳じゃない。もう充分だ。色んな煩悩が頭を占領する。

相場に限った事ではなく、普段の生活、大袈裟に言えば人生でもいっしょだろう。

2014年9月2日火曜日

私が、45(犠牲)になる時

55を得るために45を捨てる。
何回も書いてきた経営、投資、人生の哲学だ。

自分の手の中の持ち駒の取捨選択であっても、なかなか実行できない。
ましてや、他人の55のために自分の45を捨てる
これは苦渋の決断だ。

他人とは、子供、親、兄弟、配偶者、恋人、友人、色々ある。
程度の差こそあれ、人生最大の自己犠牲の決断だろう

誰にでも、何時かはやってくると思う、こういう局面が
ジタバタしないで淡々と決断したい