2018年3月22日木曜日

このブログに関して

投資を実行する前に、知っておくこと、身に着けておくこと、態度、知識、スキル

社会経済ニュースや企業情報は、インプット・データ
そのデータを上手に解釈する、投資に役立つように解釈する

そういう視点で、このブログに種々雑多な事を書き残しておきたい


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シリーズ記事の目次

2016年11月~:2017年を考える
2016年8月:社会が育てる子供
2016年8月:中国の民主化
2016年5月:インフレと低金利
2016年4月~:春山ルール
2015年12月:2016年を考える
2015年9月:AI & Deep Learning
2015年8月:上海株式市場の冒頭&暴落
2015年7月:名古屋証券取引所IRフェスタ2015セミナー
2015年6月:地政学リスク



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2017年2月19日日曜日

US株:2017年は、温かくなると調整が来る普通の年

投資家は懸念を持ちつつ「匍匐前進」状態だと観察される。
懸念を抱えながらなので、相場はバブルとは程遠いし、それなりに「打たれ強い」
だから、じり高になる。

とは言え、不安の中を前進しているから、ニュースや事件には過敏に反応する

FRBは、これまで2015年12月、2016年12月と2回の利上げを実施した。


利上げが行われると、上昇が止まったり調整局面が来る。
過去2回の利上げに対する反応もそうだった



次の利上げは、3月か5月のFOMC時に実施されるだろう。

下記は、FOMCのスケジュール

利上げの実施が、3月にせよ5月によせ、季節的には「Sell in May」だからという言い訳が立つ時期だ。

2月から始まったトランプ相場の第二フェイズが小休止を迎えるころ合いと利上げが、良いタイミングで重なる



だから、2017年は、普通の季節性という相場のリズムは妥当する「普通の年」だと思う。

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2017年2月9日木曜日

米国社会の変化と大統領選挙



政治勢力としての宗教右翼の台頭
1960年代以降盛んになった女性の権利の擁護と向上の運動〔フェミニズム〕の中でも、妊娠中絶の権利、同性愛の解禁、マリファナ解禁などに心情的に抵抗する保守的なグループは多かった。

彼ら彼女らはTVを通じて保守的な宗教を唱える宗派に賛同し吸収されていった。それに目をつけた共和党が、元来は民主党支持者であった彼ら彼女らを宗教を通じて共和党に取り込んでいった。

負け組労働者の民主党離反
自動車や鉄鋼などの産業が盛んな地域は民主党の支持基盤だったか、アジア勢の追い上げで、産業的には負け組に落ちていった。今ではRust Belt(負けて朽ちて錆だけが残った地域)と呼ばれるようになった。

巨大工場で比較的高い同一賃金を享受していた労働者たちは、アジア勢に負けた後は、サービス産業に吸収される事になったが、相対的には賃金水準は低下し、かつ労働者間の賃金格差が拡大した。

経済のサービス化は経済格差を拡大させる。
製造業は企業規模が大きく、同一賃金の労働者を多く発生させる。また労働組合など企業との賃金交渉も容易だ
半面、サービス産業は多数の小規模企業という状態であり、製造業労働者がサービス産業に移行することは同一賃金から賃金格差へと変化することになる、仮に移行前後で平均が同じであっても

民主党の大統領の時代には、有権者の大多数を締める中流とそれ以下の人々の意識は、富裕層からの配分を進める民主党の政策に満足感を示す傾向があった。
しかし、オバマ政権下の8年間では、それが起こらなかった。
オバマが心血を注いだ医療保険であるオバマ・ケアをもってしても評価は改善されなかった。
就任当初の
期待裏切られた格好だ


生活改善ファースト
中流およびそれ以下の有権者、特にRust Beltの労働者たちは、自分たちの生活を目に見える形で良くしてくれる政治家を求めるようになっていった。
その受け皿は、民主党の社会主義的な思想のサンダースと共和党のAmerica First」を唱えるトランプだった。

民主党大会でサンダースが候補者から消えた時、サンダース支持者はヒラリー・クリントン支持者として選挙人登録して投票所に行くことを拒否して棄権する割合が予想以上に多くいたし、中にはトランプ支持に鞍替えする者もいた。

勝ち組、上から目線のestablishment、というレッテルを貼られたヒラリー・クリントンは、
1:共和党に移った宗教的保守層
2:オバマの期待裏切りで減少した民主党支持者
という逆風で大統領選挙を戦った事になる。
それでも得票総数ではトランプを300万票以上も上回っていたが、アメリカ流の選挙制度の壁には勝てなかった。


負け組のためのルール
女性であれ労働者であれ、チャンスは平等、結果は不平等という事が正しいと頭ではわかっていても、女性の権利の実現度合の格差や経済的な成功度合いの格差において、自分が負け組だとわかった瞬間から、チャンスは平等、結果は不平等とは少数の勝者のためのルールであって、多くの負け組にはアンフェアなルールだと感じ始めていた。

2000年以降、彼ら彼女らの所得が全く増えていないことも不満の原因となっている。



海を隔てた欧州でこの数年間で増大してきたのは、
1:反ブラッセル〔反ワシントンと同じ〕
2:反移民
3:establishment
という意識だ。

移民や規制緩和で恩恵を受けるのは勝ち組、establishment、彼らに巣食う中央官僚&政治家であり、中間層以下の有権者の多数層には恩恵がない。


株式や不動産に投資をしていれば多少の恩恵はあるが、その分野でも恩恵の挽回というよりも「持てる者はさらに豊かに」という格差の拡大を生んでいるからだ。
つまり、欧米で同じことが社会現象として起こっているのだ

欧米において、彼ら彼女らは、負け組のためのルールを求め始めた
求めるルールが、世の中の常識に反するとしても多数のためのルールが正しいと思い始めた
少数のためのルール、勝ち組のためのルールは間違いだと思い始めた。

それを競争疲れ、チャンスの提供や挽回する環境整備をすれば十分だ」と一蹴したのが民主党の中道派だったのだろう
逆に、上手に政治的に活用したのが、共和党のトランプだったのだろう。
そして、それが2016年の大統領選挙の帰趨を制する分水嶺となった。

生き物を超えることための新共産主義
しかし、生き物の世界は適者生存だ
それは勝ち組のためのルールだ

人類は動物以上に福祉を考える生き物だという意識の元、勝ち組ルールに修正を加えてきた。
それでも救われない負け組を救う事が正しいのか否か、
20世紀には強力なイデオロギーが出現して救おうとしたことがあったが、それを目指した共産主義は破綻した

今度、失敗を補うべく改善を施した新共産主義が現れるのだろうか?

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2017年1月31日火曜日

目次 : 2017年を考える

地政学的リスクに関して

1:中東

2:欧州

3:US

4:アジア


トランプ新大統領関連

5:ヒラリーの敗因

6:トランプの政策

7:世界の政治と経済への影響


証券市場関係

8:日本株&ドル円

9:トランプ時代の株式市場

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2017年見通し : トランプ時代の株式市場


(1)大統領サイクル
下表は、1945年以降の大統領と株価(SP500指数)の関係だ。
「大統領サイクル」と言われる株式市場の統計だが、オバマ大統領の8年間は平均+12%超という良好な上昇率を記録した。

株式投資という観点からは、オバマは優秀な大統領だったことになる。

 

トランプ大統領は共和党の大統領だ。
統計的には、共和党大統領の一年目は冴えない。
「過去は過去、現在は別」かもしれないが、一応は用心したい。


(2)トランプ時代
トランプ大統領時代の特徴を列挙すれば・・・・

政治経済の先行きに対する「思惑」が不安定
トランプ大統領の発言内容はコロコロ変わる。
投資家は発言に一喜一憂する状況から脱することができない。
そんな投資家の右往左往状態が定常化する

不安定、先行きの不透明感、これらは株式市場が最も嫌う事だ。
株式の
valuationPERなど)に対して下方圧力を受け続けることになる。
株価の上昇率はEPSの増加分に限定され、バブルとは程遠い株式市場動向になる。

大山鳴動鼠一匹
トランプ大統領はメディア効果を狙って様々な大言壮語を連発する。
しかし、制度や仕組みを変えるには律法措置が必要なものが多く、大言壮語の一部しか実現しないだろう。
しかも時間を要する立法化の後、それが現実に効果を生むとしても、早くても2018年からになる。

口ほどは大きくない現実経済への影響」という現実を投資家は徐々に認識することになる。                                               


(3)経済状況
足元の景気や1月に発表されている企業決算状況は、トランプ大統領以前の政治経済環境の下での結果であり、トランプ効果を示すデータではない

現在の経済状況は、・・・・

米国経済は巡航速度での改善が進んでいる

(あ)労働市場は大幅な改善が進んだ状態にある
もっとも景気を良く表す体温計と言われる「新規失業者申請件数」は歴史的に見ても非常に低いレベルにある。
過去に倣えば、金融の引き締めが必須のフェイズに該当する。


(い)住宅価格も順調な推移を見せている
ケース・シラー住宅価格指数は程よい回復過程にある

 


米国経済の順調な推移(=正常化)に合わせ、金利の正常化が進展中
 短期金利は、FRBの金利引き上げ観測を反映してジリジリと上昇している


とはいえ、金利の絶対水準は非常に低いままであり、景気を腰折れされるレベルには程遠い


一方、世界全体を俯瞰すれば・・・・・・
「好調な米国と、長期的な成長率低下の中国」という組み合わせは「ぬるま湯程度の世界経済」という状態を生み出す

2000年代中盤のバブル景気からすれば、物足りない状態が続くだろう。



(4)株式市場
株式市場は、「トランプ=景気好転」という良い所取りで、トランプ勝利以降世界の株式は大幅に上昇した。

 

ドル円為替も大幅な円安となった


これらの株価の上昇やドル高に関しては、「アンチ企業」的だったオバマの政策が終了するという「Less Negative Factor」によるもので、経済算数的には妥当である。

就任式が終わり、投資家は先取りしたユーフォリアから、徐々に現実への頭の切り替えという状況に直面する。
冷静になる投資家は
市場を追いかけて買いあがることには躊躇するだろう。

2017年は楽観と悲観が振り子のように動くだろう
2回程度は、良いエントリー・チャンスとなるような調整局面が来るだろう。
それを上手に生かしたいと考えている。

 

ただし、米国株式を取り巻く投資環境は好転した・

1:金融が元気に活動する国=経済がOKな国
2:金融に制限を加え、金融が萎縮している国=経済に問題がある国
というのが大局的な構図だ。

米国は、オバマ時代は2であったが、トランプ時代は、1に移行する

米国株投資は儲かりやすい環境に移行するだろう

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2017年1月29日日曜日

上級者と中級者の分水嶺

上級者と中級者の投資プロセスには違いが少ない。

しかし、パフォーマンスには大きな差がある。
そして、パフォーマンスの安定性の差も大きい
両者の分水嶺は何だろう?


上級者に共通することは、(あくまでも春山の理解だが・・)

1:心身に関しては、
パフォーマンに悪影響を与えることを避ける
具体的には、
飲み過ぎ食べ過ぎを避ける
早寝早起きで健康を維持する
適度な運動で心身の若さを維持する

2:投資に関しては、
不得意なことに手を出さない
得意分野に集中する
スキル向上のために熱心に研究・チャレンジをする
(↑、得意分野を増やすことへのチャレンジ)


3:考え方や人生観に関しては
好奇心が旺盛で、知識や経験を増やすことを楽しむ
楽観的に考え、希望を持ち、目標に向かって前進し続ける
明るく、楽しく、笑っている時間が多い

4:そして何よりも、これだと思う分水嶺は、
1、2、3に対する執着心の強さだと思う。
変人と思われようが、オタクと思われようが、「こう生きるのだ!」という想いに対する執着心だと思う。


初心者と中級者は、一個前のブログに書いたように、行動の差なのだが、
上級者と中級者の差は、心の差、執着心の差だと思う。



なお、投資は目的ではない。
あくまでも充実した人生を過ごすための手段の一つに過ぎない。

違った生き方や手段で充実した人生が過ごせるなら、そして「その違った生き方や手段の方が、あなたにフィットしているなら」、違った生き方や手段を選択した方が、良い人生を過ごせると思う。

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初心者と中級者の分水嶺

春山的な分類では、中級者とは
1:売買のタイミングを自分で判断する投資家
2:投資銘柄の情報収集を自分でする投資家
と考えています。
では、初心者と中級者の差は、どこにあるのか?
どうしたら中級者になれるのか?

色々あると思いますが、春山が最も顕著だと思う「初心者と中級者の分水嶺」は、
投資すに関するニュースを毎日検索してチェックする
という行動です。

この毎日のチェック、定点観測は、
良いリターンを得るために必要
なのですが、

やり続けている = プロ&上級者
面倒だと途中で投げ出す = アマ初心者

という行動力の差があると思います。

この格差は、ニュース、決算内容、その他の企業の情報を知らなかった事による凡ミス、ケアレス・ミスに関して、
初心者=ちょくちょくミスをして損失を発生させている
中級者=
凡ミス、ケアレス・ミスが少ない
というパフォーマンス格差を生んでいると思います。

要は、単純な事を継続する力なのです。

さあ、チャレンジしましょう!

目指せ、「脱初心者」

2017年1月17日火曜日

解放される心、ゆとりの気持ち

投資家になり資産運用をすれば、心が解放される

解放された心、ゆとりの気持ち、これは人生を幸福に導くために最も大切な人間的なファクターだ

会社の給料だけで生活や人生を送り続けると、依存症が激しくなる。
上司に嫌われたらどうしよう、会社をクビになったらどうしよう、そんな事ばかり考えるようになる

一方、投資が成功して「月収、ボーナス、年収」を超えると利益を手にすれば、それに応じて心も豊かになる
金銭的なゆとりが心を豊かにしてくれ、依存心を減らすのだ
その結果、他人に対しても優しく接するようになる

さらには、世界を冷静に観察出来るようになる
そして、その冷静さが投資成果をさらに良好なレベルに引き上げて行く
これは好循環なのだ

昨年は、そういう良い経験をした友人がたくさん増えた
とても喜ばしい事だ

人間は自立して生きれば、楽しい時間を過ごせる
それは、私が目標としている「豊かで、健康的で、活動的な」人生の第一歩なのだ

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2017年1月10日火曜日

負担を減らす

老化とは出来ないことが増えることなんです
出来ない状態と上手に折り合いをつける
これが上手な老後生活の秘訣です
両親の認知症など、あれこれチェックを担当してもらっている医師に言われた。

週末の三連休、久々の風邪で寝込んでしまった。
寝込むと、ほんと何もできない。
急にできなくなると折り合いがつけられない、イライラする

いかんいかん、、、先生が言ってたことを思い出した。
健康維持のために、体への負担を減らすことを、何か新規に始めようと思う。

そうだ、節酒しよう!
アルコールに対する耐性が低下したような気がする(←単に、ワイン飲み過ぎだろ!)ので、、今年は半分以下にしようと思う。

 

脱力投資

週末の三連休、久々の風邪で寝込んでしまった。
何もせずに寝ていると色んな事を考えるし、邪念、妄想も浮かんでくる。

数年前に2016年末で引退みたいなことを書いた記憶がある。。。って事をふと思い出した。

思えば、アベノミクスが始まってから「天与のチャンスだ!」と考えて真剣全力投資をしてきた。
昨年は「NVDA」という最高の魅力をたたえた投資対象とたっぷりお付き合いさせてもらった。2016年という最後の年を飾るにふさわしい打ち上げ花火だった。

NVDAと別れて、何となくゆっくりと脱力感が広がりつつある。。。あんな最高の銘柄にはもう会えないよね、、、みたいな感覚を感じているのだ。


2017年は脱力投資、半分引退投資、力まない投資、、ってことなんだろうね、